20120912

episode 1673

近所によく見かける黒猫がいた。
よっぽど人間に馴れていたらしく、いつも道端の同じ場所に陣取って前を通る人通る人に擦り寄っては頭を撫でてもらったり抱っこしてもらったり時には餌を貰ったり。
そんな媚びる様子からいつしか勝手にコビって名前をつけて、特に可愛がったり媚びさせたりはしなかったものの、見かけたら声を掛ける程度には顔見知りだった。
そのコビの姿を最近まったく見かけない。
定位置にもいないし、辺りをウロついてる様子もない。
気が付けば、いつも誰かが置いてあげていた餌の器も見当たらなくなっている。
大方死んだんだろう。
生憎感傷的な気分になるほどの親しみは持って無いが、見知った顔がいなくなるってのはそれはそれでそれなりに寂しかったりするわけで。
天国でも幸せに媚びれていればいいけどね。

合掌

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